小出　正輝

プロジェクト統括本部
2010年入社　専攻：航空宇宙工学

入社以来プロジェクト本部に所属、海外プロジェクト案件を主に担当し、設計各部及び設計拠点とのコーディネーション、工事現場での各種コーディネーション、プラント引き渡し業務（システムターンオーバー）等、プロジェクト全体のマネジメント業務を担当。プロジェクト案件の他にもプロポザール業務も複数担当実績有。現在はインドネシア顧客向けエチレンプロジェクトのFEED 業務を担当中。

私のやりがい

国籍、宗教、人格、多種な関係者と共に一つのプロジェクトを成功裏に終わらせた時に得られる私生活では味わえない至福の瞬間こそ、私がこの仕事に対して持つやりがいです。
入社以来、主にEPC海外プロジェクトのプロジェクトマネジメント業務を担当しています。
当本部の仕事は関連各部との議論を通してプロジェクトをスケジュール通り、予算通りに終えるための戦略を立案し計画通りプロジェクトが遂行されているかのモニタリングを行い、計画とのズレが生じた場合には関連各部との調整を行います。契約発行から客先へのプラント引き渡しまでEPCすべてのフェイズに関与するため、設計、調達、工事各部との調整は必須でかつ、お客様との対面にも立ち、ご要望の把握や当社からの提案などもプロジェクト部員がリードして行います。近年では案件の大型化にも伴い、TOYO Group の海外拠点、海外コントラクターとの協業案件も珍しくはなく、これらのパートナーとのコーディネーションもプロジェクト部員が中心となり行います。
プロジェクト部員がリーダーシップを取り多くの関係者と会話をしながら業務を遂行していく必要があり、それぞれの立場、文化の違いから意見が食い違う事もしばしばあり、時には激しい口調で議論し、お客様から罵倒される事もあります・・。一方で案件を進めていくにつれてお互いを理解し信頼関係を築きあげ議論がお互いが納得して終わる場面であったり、皆が一つの同じ方向に動いていると瞬間は、この仕事が楽しいと実感できる瞬間です。
そして、最終的にプロジェクトを計画通りに完工し、長い年月共にしてきた仲間そしてお客様と一緒にそれを祝う瞬間は長かった道のりを思い出し大人げなく目頭が熱くなってしまいます。

一番思い出に残っている出来事

入社1年目から1年半に渡り、現場実習から完工まで担当した中国の石化案件で参加したプロジェクト完工セレモニーです。右も左もわからないまま現場に入り、初めての海外長期生活、自分の知識不足、語学力不足に苦しみながらも先輩社員のご指導の下現場を駆け回りました。現場実習期間は半年間の予定でしたが、完工まで派遣期間を延長して頂き有難い事に完工セレモニーにも参加させて頂きました。これが会社生活で初めて参加した完工セレモニーでしたが、多くの関係者と喜びを分かち合うと共に、辛かった経験（特に最初の現場という事もあり辛い事が多かった・・）が報われたと感じる事ができ、とても感動したセレモニーでした。
この時の感動が新しいプロジェクトに参画した際の”次も何としてでも成功させる”という強いモチベーションとなっています。

東洋エンジニアリングの魅力

年齢問わず、希望すればチャレンジする場を与えてくれる会社だと思います。入社2年目で単独での海外拠点への派遣、担当エンジニアの代理で工場出荷前検査の立ち合い等、それは無茶ぶりでは？と思う事もしばしばありますが、しっかりと本社からサポートはあります。過去には年次が若いにも関わらず、プロジェクトマネージャーやエンジニアリングマネージャーも担当させて頂き、そういったチャレンジングな場でこそ頭がフル回転し知識の吸収力も上がるので自分自身の成長につながったと感じています。

OFFの過ごし方

日本では温泉旅行に行くことが多いです。海外勤務が多く、日本に居る時はなるべく日本を満喫したいので温泉と美味しい日本食を楽しむために温泉旅行に行く事が多いです。海外でのOFFは面白そうな事は仲間と一緒になんでもします(笑)。ゴルフ、麻雀、フットサル、海外国内旅行、ヨーロッパ旅行(エジプトの現場から)、カラオケ、フリスビー、ホームパーティー、ダイビング etc.. 常に楽しい事はないか考えています。

学生の皆さんへ

ドバイの高層ビル群、ロシアの雪原、カイロの喧噪な住宅街、1週間前には想像していなかった場所に立っている事も多く飽きる事のない仕事です。また、プラントエンジニアリングは関係者も多く、自分の思い通りにならない事も多々あり難しさもありますが自分一人では成し遂げられない大きな成果をチームで達成する喜びがあります。何歳になっても、無邪気に楽しめる仕事と思いますので一緒に働ける日を楽しみにしています。