採用サイト | 東洋エンジニアリング株式会社TOYO ENGINEERING CORPORATION
RECRUITING

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TALK 02

Members
  • 人事部

    橋本尚子

    2004年入社。人事部長代行として人事部全体のマネジメントを担う。
    会社の持続的成長を実現するための原動力たる「人財」の価値を最大限引き出すことが責務。

    橋本尚子
  • 電計エンジニアリング部

    甲斐瑛子

    2015年入社。電計エンジニアリング部の計装エンジニアとして、国内の実証実験プラント建設プロジェクトを担当する。

    甲斐瑛子
  • 発電ユーティリティエンジニアリング部

    中西彩也香

    2020年入社。発電ユーティリティエンジニアリング部 水システムチームのエンジニアとして、冷却システムや水処理設備、排水処理設備の設計を担当する。

    中西彩也香

―3人にそれぞれの業務内容を教えてもらいました。

現在、皆さんが担当されている業務内容は?

橋本:私は経営管理本部 人事部長代行を務めています。現職以前の仕事内容は人事評価・人財配置・報酬設計などの人事基幹業務でしたが、2023年10月からは人事部長代行を担い、人事部全体のマネジメントも行い始めたところです。

甲斐:私はエンジニアリング・技術統括本部 電計エンジニアリング部に所属しています。電計エンジニアリング部はプラント設計を行う事業の中で、電気設計・計装設計を担う部署です。
私は計装エンジニアとして、フィールド機器(数値を計測するセンサー・プロセスを操作するバルブ類)や制御システム(計測した数値を元にプラントを制御・運転する)の設計・調達・建設のいわゆるEPC業務を行っています。現在は、国内の実証実験プラントの建設プロジェクトを担当しています。

中西:私も甲斐さんと同じ本部の発電ユーティリティーエンジニアリング部に所属しています。発電ユーティリティーエンジニアリング部で行っているのは、発電プラントのプロセス設計や、プラントを運転する上で欠かせない蒸気や電気、水などに関わるユーティリティー設備の設計です。
部内には、発電案件の開拓や設計に加えて試運転や性能試験を担当する「基本計画チーム」 、ボイラーやタービンの設備を設計する「パワーシステムチーム」、冷却水や綺麗な水を作る設備や排水設備を設計する「水システムチーム」の3つがあり、現在私は水システムチームに所属しています。

現在の業務で意識したり心がけたりしていることは?

甲斐:今のプロジェクトに携わる前に、海外のエチレンプラント施工を担当していました。計装チームだけで10人のメンバーが関わり、約4年かかった大きな案件で、約2年間はアメリカの建設現場で施工管理業務に従事しました。
お客さまとのやりとりの中で感じたのは、エンジニアとして、技術に基づいた提案をしなければならないということ。心からの信頼を得るために、技術的背景を明らかにして提案することを意識しています。

中西:私たちは、基本計画チームではプロジェクト全体の中でも上流の設計を担当し、水システムやパワーシステムチームでは機器本体だけでなく、配管・電気・計装を含むシステムを扱うことから、他部署との関わりが強い部署でもあります。意識しているのは、広い視野を持つこと。現場が今どのようなフェーズにあるのかを常に考え、他部署と情報を共有しながら仕事をするように心がけています。

橋本:私は、心がけているのは社員それぞれの価値観と向き合うことです。人事の領域では物事を進める上で、一人ひとりの考え方や背景・事情を聴き取り、汲み上げていかなければなりません。その上で会社が目指すビジネスの方向性や組織運営としての考えと、個人の想いを擦り合わせて、より良い形を選択していくことが大切だと思っています。

―キャリアについて語ってもらいました。

これまではどのようなキャリアを歩まれましたか?

橋本:私は2006年に入社してからほぼ一貫して、人事分野でのキャリアを歩んできました。人事制度の構築、全社教育の企画・運用、働き方改革法案への社内対応などに携わり、2020年には人事制度改革タスクリーダーを担当し、人事制度の刷新に力を注ぎました。現在は人事部長代行として、部全体のマネジメント業務を学んでいます。

甲斐:私は大学の工学部電気情報工学科で、電気・情報系の基礎知識を学んできました。研究室ではバングラデシュを舞台に、遠隔医療システムの構築と大規模データの解析方法を研究。2015年に入社して以来、電計エンジニアリング部の計装エンジニアとしてEPC業務に携わっています。
アメリカのエチレンプラントの他、日本国内バイオマス発電所プラント・化学工場・実証実験工場の立ち上げプロジェクトも経験しています。

中西:私は学生時代、工学部工業化学科で化学工学系の研究室に所属していました。2020年に入社して、発電ユーティリティーエンジニアリング部に配属され、先程お話しした「基本計画チーム」で、国内バイオマス案件のプロセス設計を担当し、2023年の5月には現場での試運転や使用前自主検査、性能試験などの業務を経験しました。9月からは「水システムチーム」へ異動して新しい業務に挑戦しています。

これまでで、一番やりがいを感じたのは?

橋本:人事部の仕事は、TOYOの本業であるプロジェクト単位の進め方とは異なり、一定期間が終わったら終了するものではなく、対峙する事柄が過去から連綿と続いており、その安定性の担保を求められることが多い業務特性ともいえます。今日の自分の小さなアクションが未来のTOYOを作るかもしれない、という気持ちで、目の前のタスクを1つ1つクリアしていくことによって、日々小さな達成感を積み上げているような気がします。そしてそのような地道な積み上げが、大きな達成感や成長実感につながることがあります。
その中でも印象に残っているのは、2020年に人事制度を刷新した時のことです。タスクリーダーとしてまとめていく中で、大きく改革したのは管理職の報酬制度にjob型の思想を導入したことです。年齢に関係なく責務の大きな職務を担えば、相応の報酬を得ることができる仕組みです。同じ社内でも多様な考え方がありますので、それぞれの価値観を擦り合わせていくのには時間が掛かりましたが、完成した時には大きなやりがいを感じました。

甲斐:私はTOYOで働く上で、海外で大きなプロジェクトに関わりたいという想いがありました。アメリカでの経験は、言葉や文化の違いに苦しみましたが、自分が大きく成長する機会になったと思っています。現場で作業する方たちと接して、それぞれ価値観が違うということを感じました。技術的・施工性の視点や仕事の進め方に対して、各作業員の考え方があり、指示だけをしても全く聞いてもらえないこともありました。
ただ、それぞれの考え方の裏には、現場作業員の方の経験や仕事に対しての姿勢、ひいては私生活も絡んできていることに気づき、それらを理解してからは、現場が上手く回り始めるように。プロジェクトを動かしていくなかで、作業員から私の意見やアドバイスを求められたり、トラブルの際にまず報告・相談を受けたりするなど、頼ってもらえる存在になったと実感できたときには「ひとりの技術者として認めて貰えた」と感じることができました。

中西:私は2023年の5月から行った現場実習でやりがいを感じた瞬間がありました。私たちが担当する設計や建設を経て、お客さまにプラントを引き渡す前には、さまざまな試験や検査、試運転を行います。現場はタイトなスケジュールの中で、遅れが出ないように、プロジェクトマネージャーやメーカーの方とも連携を取りながら調整を進めていくことになりました。
最終的に期限通りに引き渡すことができたときには「私も設計者として貢献できて良かった」と達成感を得られました。

―柔軟な働き方ができる環境なため、ライフステージが変わっても活躍できることを教えてもらいました。

橋本さんと甲斐さんは産休・育休を取得された経験を振り返って、どう感じる?

橋本:私が出産をしたのは、2012年です。その頃は、出生時育児休業(産後パパ育休・2022年10月に創設)はなく、日本全体においても男性の育児参画が今ほど進んでいませんでした。社内においても、女性総合職が長期間の育児休業を取得するというケースはまだあまり例がありませんでした。
しかし、当時も会社内に育休・産休が取りにくいという雰囲気はなく、私の場合は一年間の育児休業を取りました。最近では女性のエンジニア増加に従い、現業部門での育児休業取得も当たり前となり、さらにお休みが取りやすい風土が醸成されていると感じます。
TOYOでは、女性のキャリア支援を進めており、女性管理職割合を8.9%に引き上げる目標を掲げています。こうした取り組みは、女性が安心してキャリアを積み、育児休業などを取得しながらも管理職として成長できる環境を整えることを目指しています。また、男性社員の育児休業取得者も年々増加傾向にあります。当社は世間一般と比して、男性も長期間の休暇を取得する方が多いのが特徴で、その分育児にしっかり参画することができているようです。

甲斐:私は2021年の10月から一年間、産休・育休を取得しました。設計部門はまだ男性の比率が高く女性エンジニアが少ない状況です。ですが産休・育休が申請しにくいということはなく、上司にも「制度があるなら使った方がいい」と、親身になって相談に乗ってもらえました。
大きな会社なので、バックアップ体制も充実しており、職場の雰囲気も良いので不安も無く休業することができたと思っています。また妊婦休暇が有給で20日分あり法定を大きく上回った制度が用意されています。妊娠中の体調が優れないときに休暇を取れるのはとても有難い制度だと思います。

職場へ復帰してから、便利だと感じている制度は?

甲斐:子どもはまだ小さいのですが、週4日リモートで仕事ができているので、時短ではなくフルタイムで働けています。社員のライフプランに合わせて、フレキシブルに対応してもらえるのがTOYOの働きやすさではないでしょうか。

橋本:子どもの年齢によっても、働き方の違いがあり、よく言われるように、特に小学校に上がる時には大きな壁を感じました。保育園では夜遅くまで子どもを預かってくれる所がありますが、小学校に入るとそれがなくなってしまうためです。学童保育は、あまり遅い時間までは預かって貰えない場合が多いです。
時短勤務制度やリモートワークの制度が充実したおかげもあり、乗り切ることができました。

―中西さんは、入社してから先輩の社員を見てきて、TOYOの働きやすさにどのような印象?

中西:部署に年齢の近い女性の先輩社員が3人いるのですが、その内2人が産休・育休を取得されていて、もう一人も近くに産休に入られるというタイミングです。実体験として見ているからこそ、自分も同じライフステージに立った時は、安心して会社に相談できると感じています。

―今後の挑戦について語ってもらいました。

今後、挑戦してみたい仕事は?

中西:「水システムチーム」に異動して、現在は海外の大きな案件の見積などのプロポーザル業務を行っているのですが、業務内容が大きく変わり、まずは目の前のことを学んでいくことが自分にとって必要だと思っています。
その上で、入社以来の憧れでもあった海外の案件に携わって、現場で仕事をしていくのが今後の目標です。将来的には、プロジェクト全体を取りまとめるプロジェクトマネジメントの仕事にも興味を持っています。

甲斐:私はひとつの業務を突き詰めるよりも、幅広い分野を学んでいきたい気持ちが強く、他の部署も経験してみたいと思っています。同じ部署内ではあるのですが、来年には計装エンジニアから電気設計のエンジニアへのチーム異動の希望を出しています。計装と電気の両方ができるエンジニアは、社内外で役に立つと考えているので、そうしたエンジニアとしてキャリアを積んでいきたいです。
長期的には、子育てがいつ落ち着くのかはわかりませんが、いつかまた海外の大きなプロジェクトに挑戦するというのが私のモチベーションになっています。

橋本:まずは今の人事部長代行の役割を全うするのが目の前の大きな目標です。社員個々人の成長が組織の成長のベースにあると考えており、これを支援することで会社の事業方針の実現に対し貢献していきたいと考えています。

―TOYOへの入社を考える将来の仲間に向けたメッセージとして、「TOYOの魅力」を教えてもらいました。

TOYOの魅力

中西:相談しやすい環境は、TOYOの大きな魅力だと感じています。私も客先への説明を自ら志願して、挑戦させてもらったことがありました。知識が豊富な技術者に質問をしやすい土壌もあり、若いエンジニアがチャレンジを繰り返して、成長していける場所だと思います。

甲斐:エンジニアの世界には女性が少ないという印象が強く、実際に私が入社した頃も女性が少なかったのですが、今では女性エンジニアが増えてきました。私も含め、周りの女性エンジニアも性別の分け隔てなく、様々なことに挑戦しています。社内に吹いた新しい風を「受け入れていこう」という精神があるのがTOYOの魅力のひとつだと思っています。
また、海外で大きなプラントを建設することは、大きな達成感にも繋がります。そんな夢を持っている方と一緒に働けたらと思っています。

橋本:TOYOは自己裁量がベースにある会社だと思っています。会社としてのゴール設定はありつつも、業務を目的に向かって進める過程は自分の裁量に任せてもらえます。年齢や立場、性別、国籍も関係なく、能力に応じて自己裁量の中でチャレンジできる環境がTOYOにはあります。ぜひチャレンジ精神がある方に来ていただきたいです。