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RECRUITING

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GLOBAL STYLE 04

毛利 富美子

2012年入社。ブラジル拠点のTSPI(TS Participações e Investimentos S.A)へ出向し、現在はマネジメント職で経理財務業務に従事。累計7年の海外勤務経験。

現在、私はTOYOのブラジル子会社であるTSPI社に出向し、経理財務を始めとしたバックオフィス業務全般に携わっています。メンバー構成としては、本社からの出向及び出張者が9名 、他はローカルスタッフで構成され、サンパウロのオフィスにはエンジニアとバックオフィス部門を含めた約100名が在籍しています。
具体的な業務内容は、日次の支払承認、仕訳承認、予決算の策定、監査対応、資金調達、税務などを主に担当しています。日本の担当者との橋渡し役を担うこともあり、現地でのオペレーションを通じて拠点の運営及び、当社の連結全体の経営に貢献することが私に与えられたミッションです。もともとTOYOの持分法適用関連会社であったTSPI社が、昨年に連結子会社になったことで、より密接な連携が求められるようになりました。
本社での業務と比較すると、海外では経理財務だけではなく、法務や労務といった関係する所掌範囲が広がるところに仕事のおもしろさを感じています。またブラジルは税制や労働法制が複雑で日本からの距離もある一方、駐在員は少数ということもあって難しい判断を迫られることも多いです。責任の重さは日々感じていますが、その分やりがいが大きい仕事だと思っています。
通常、海外拠点への出向は2、3年といった一定期間で戻ることが多い印象を持っていましたが、私の場合は今回が二度目のブラジル駐在で、合わせると7年間この拠点にいます。同一の拠点に長くいる中で、希望する業務志向や状況に合わせて肩書も変わっていき、今はチームをマネジメントする視点が加わったことは新たな挑戦と捉えています。
仕事をする上で常に心がけているのは、スタッフに依頼する際はわかりやすく納得感のある説明を添えることです。また、困ったときに一人で問題を抱え込まないようにしています。他の駐在員の判断を仰ぐ、解決できなければ本社に連絡してみるなど、すみやかに情報共有することを意識しています。

私が海外に興味を持ったきっかけは、高校時代の修学旅行で初めてタイを訪れたことでした。そこから将来はグローバルに活躍できる環境で仕事をしたいと思い、大学では国際教養学部を選択。修士課程でも国際関係学を専攻し、在学中に1年間ノルウェーに留学もしました。
留学で得た、現在の海外勤務に活きている学びは、海外で生活することに対する適応力だと思います。日本で暮らしているのとは異なり、海外では利便性や言語の壁等により、うまくいかないこともたくさんあります。そういった環境で得た適応力は、経験しておいて良かったなと思います。
就職活動では、学生時代留学や部活動を通じた国際交流の経験から、海外で働きたいという想いを軸に、事務職でもすぐに海外に行ける可能性のある企業を中心に探していました。とくに強い関心を持っていたのがプラント業界で、その理由としてはプロジェクトへの派遣を通じて海外に長期で行けるチャンスがあると考えたからです。また、新興国の現場に関われることにも興味がありました。その結果、最終的にTOYOが一番合っていると感じ、入社にいたりました。
入社後は、プロジェクト経理グループに配属となり、主に当社が手がけるプロジェクトの収支管理を行いました。最初は国内プロジェクトから始まり、徐々にロシア、米国、ナイジェリア、ブラジルなどの海外プロジェクトの経理担当として、現地税務申告業務も行いました。
正直なところ、数字に対しては当初から苦手意識がありました。しかし、海外と関わる中で国によって制度は異なるものの、数字や仕訳を示せば相手に理解してもらえると気付いてからは、経理のスキルを軸とすることで、全世界どこに行っても応用可能だと感じ、キャリアの基盤としたいと考えるようになりました。
とくに印象に残っていることは、短い期間ではありましたが現場実習で本社との協業や単独案件を遂行するインドネシアの拠点に行くことができたこと。そこでは経理出身の駐在員が出向しており、業務のサポートを通じて先輩が働く姿を間近で見ることで海外拠点で仕事をするイメージを具体的に持つことができました。
また、ロシアのプロジェクトにおいて、税務上のリスクを回避するために事業拠点(PE)を設立することになり、実行方針の策定に携わったことも印象に残っています。現地会計士や銀行とミーティングを行い実務の方針を決めたり、上位職のサポートを得ながらではありますが、現地会計の立ち上げや税務申告の確認のため出張する機会も得られたりしたことは専門知識やスキル面での成長を実感し良い経験になりました。こうした形で、若手のうちから挑戦できる環境があることが当社の魅力ですね。

私は入社当初から海外勤務を希望していたので、2016年にブラジルへの出向の話があったときは、「やっと実現したんだな」と本当に嬉しかったです。すでに経理から2名出向していたので、最初は先輩たちのサポート役という形で現地に向かいました。しかし、出向後すぐにコミュニケーションという大きな壁にぶつかります。
今では順応できていますが、ブラジルの公用語であるポルトガル語はまったく接点のない言語だったため当初は戸惑ったことに加え、異なる文化や法制度、仕事の進め方の中で積極的なコミュニケーションを取ることができず苦労しました。
当時の主なミッションは、内部統制を含めた経理財務機能の業務改善です。最初の2年間は先輩たちのサポートを行い、それが軌道に乗ってからは一人で任されるようになりました。その後、先輩たちが帰国してからは、会社のオペレーションに注力することになり、組織としても変化していきました。
しかし、2020年にコロナの影響で駐在員が全員帰国することになります。帰国後は本社経理部門に戻り、主に連結決算業務を担当していました。そして2022年に、再度ブラジルへの出向の話が舞い込み、マネジメント側の立場で関わることになりました。
二度目の出向では、仕事に対する向き合い方も変わりました。一度目のときは自分の領域を改善していこうという意識が強かったのに対し、今は拠点全体のことを考える必要があります。全体としての方向性や、優秀なローカルスタッフの定着をどう図るかなど、組織のあり方について考えるようになったことは大きな変化です。
一方、マネジメントする側になって苦労したこともあります。自分ではきちんと指示や判断したつもりでも、どうしても伝えきれない部分があり、物事が前に進まなかったり、思うような成果物が得られなかったりしたことが過去にありました。そのため、円滑に業務を進めるためにも、スタッフには具体的な指示や判断をするように心がけています。
これまでは目の前の問題を改善していくことに注力していましたが、今では、より俯瞰した視点を持てるようになりました。そこに新たな充実感を覚えています。

TOYOで働く魅力として、私が最も感じているのは自由な社風です。海外で働きたいという強い気持ちがあれば、年齢や性別に関係なく挑戦を後押ししてくれる環境が当社にはあります。また現地に行ってからも、海外拠点に残るかどうかの選択はもちろん、若手でも裁量権を持ち、自由に仕事をやらせてもらえることはありがたいです。
そして、事務系のキャリアとして部署異動についても柔軟性があると感じています。タイミングや会社の方針・状況もあるので、希望通りにはいかないこともありますが、各々のキャリア志向に寄り添ってくれる風土があることは当社の魅力だと思っています。
しかし、海外拠点や拠点が遂行するプロジェクトでは日々トラブルや急な法制度の変更など様々なことが起きます。思い通りに進まないこともあり、変化に対して柔軟な対応が求められます。私自身も最初からできていたわけではなく、入社してから鍛えられた部分が大きいです。想定外の状況でも前向きに捉えて軌道修正できるようなマインドを持った人が当社には向いていると思います。
今後の展望については、私はブラジルという一つの国・拠点の運営に長く関わり、その中で幅広い所掌に携わることができたため、この経験を自分の強みとして活かしていければと考えています。ゆくゆくは他の海外拠点に移り、これまでとは違った文化、制度面や価値観に触れ、より幅広い領域で経験を積んでいきたいです。