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RECRUITING

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FEATURE 02

TOYOでは、中期経営計画の二本柱の一つとして「EPC強靭化」戦略(以下、ブルー戦略)を進めています。その中でも特に力を入れているのが、プロジェクトマネジメントにDXを取り入れるDXoT(Digital Transformation of TOYO)。これまではプロジェクトのマネジメントにおいてはE(Engineering)、P(Procurement)、C(Construction)の各フェーズを個別システムツールで管理してきましたが、DXoTの導入によって業務フロー自体とシステムを改革。人的ミスの発生する余地をできるだけなくし、プロジェクトの全フェーズのデータを瞬時に伝達・蓄積することで、状況を正確に把握できるという未来の姿を目指しています。今回は、その中でも「Project Twin」という開発中のツールを取り上げ、ビジネスリーダーを務める橋野に話を聞きました。

世界中の動きを知ることで、よりグローバルな働き方を実感できるように。

プラントソリューション事業本部 プロジェクト本部
ビジネスリーダー/橋野 秀紀

HIDEKI
HASHINO

―橋野さんは2007年にTOYOに中途入社されたそうですが、現在までの経歴を教えてください。
前職でもプラントエンジニアリング業界の会社で、工事の計画・管理を経験してきました。 プロジェクト全体を俯瞰し、より体系だったプロジェクトマネジメントを実践したいと思い、TOYOに入社しました。当初はプロジェクト管理部で全社的なスケジュールやプロジェクト遂行の基盤づくりに携わりながら、同時に個別のプロジェクトにも加わりました。中国ではプロジェクトコントロール業務を1年半、ベネズエラでは顧客側の組織に入りコントラクター3社の統括管理を3年ほど、そしてマレーシアのエチレンプロジェクトではプロジェクトコントロールマネージャーとして5年ほど従事しました。
─入社して感じられたTOYOの風土や特徴などはありますか。
社員が皆あたたかく、多様性を受け入れてくれると感じました。チャレンジさせてくれる風土もあり、前向きに動こうとする社員に対しては周りがしっかりサポートしてくれるので、心理的安全も大きいですね。自身の業務において直面した問題や疑問、意見を投げかけると、経験や解決方法、アイデアなど部署や立場を越えてすぐに返してくれる人が多いので、担当するプロジェクトは違っても、皆がつながっている会社だと感じられます。 また、転職の動機であった体系だったプロジェクトマネジメントを学びたいという思いも、実際に満たせています。60年余りの歴史で蓄積されたノウハウに満足するのではなく、社外から積極的に時流を取り入れていく活動も活発で、これらの吸収を促す教育体制が整っていると感じます。
─ではDXoTについて、橋野さんが担当されている「Project Twin」を中心に教えてください。
TOYOでは、DXoT推進部が中心となって社内で複数のツール開発が進行中です。そのうちの一つが、私の担当するProject Twin。Project Twinとは、世界中のプロジェクトの進捗状況やリソースの動きをいつでもどこでも逐一把握できるリアルタイムモニターです。プロジェクト経験者や工事経験者、ITエンジニアらで構成されるチームで意見を出し合いながら、現場に即したツールの開発を行っています。世界各国のプロジェクトをリアルタイムでモニタリングするために、タグマネジメントやAWP(Advanced Work Packaging、適正工事ユニット分割)を行い、サイロ化しているレガシーシステムに横串を通して一つにつなげることで実現しています。
─Project Twinが、それぞれのプロジェクトにもたらすメリットとはどのようなものがあるのですか。
Project Twinが目指しているのは、プロジェクトの現場で起こっていることを一つのプラットフォーム上にリアルタイムで「見える化」し、迅速な意思決定を促し、損失コストの軽減などにつなげることです。たとえば、月次のレポートを待たずとも適時設計の遅れの兆候を発見できれば、原因特定と設計作業の改善、工事側の手順変更などを素早く確認でき、次の一手を打つことができます。さらに、このツールを本社でも導入することで、経営層に対してプロジェクトの進捗やリスクの状況を瞬時に伝達することが可能になります。
─最後に、学生の皆さんへ向けてメッセージをお願いします。
TOYOでは、DXoTをはじめとするプラント業界における最先端のマネジメントを経験できます。ITの力を生かし、世界を股にかけて活躍しながら、仲間の輪を広げることも可能です。新しい道を開拓して世界をリードし、社会に貢献していく面白さをぜひ一緒に経験しましょう。
─実際にProject Twinを活用したことで、現場に変化はありましたか。
Project Twinはすでに数カ国で実用を開始しており、現場で当日の作業内容や進捗をタブレットに入力すると、その場でステータスに反映されるようになっています。例えばマレーシアの現場のステータスを日本でチェックし、チャットで詳しい状況を確認したり、次の対応を指示したりしています。システムを利用した人の声を生かしてアップデートも重ねており、「作業効率が上がった」「コミュニケーションが取りやすくなった」など、現場でもProject Twinの効果を感じる人が増えてきています。
─このプロジェクトに取り組む中で、やりがいや面白さを感じるのはどんな時ですか。
専門的なバックグラウンドも考え方も違う人たちと仕事をするなかで、思いもよらなかったアプローチを学ぶなど、視野が広がっていくのは面白いですね。同じプロジェクトで働いた仲間と5年、10年経ってポジションも変わった後に再び新たなプロジェクトで一緒に働く経験もできるなど、国内外のプロジェクトを通して人脈を広げられる点も魅力です。現在は、Project Twinによってリモートでも海外拠点と連携しやすくなっているので、グローバルな環境をより実感できるのではないかと思います。
─最後に、TOYOを目指す皆さんへ向けてメッセージをお願いします。
TOYOでは、DXoTをはじめとするプラント業界における最先端のプロジェクトマネジメントを経験できます。ITの力を生かし、世界を股にかけて活躍しながら、仲間の輪を広げることも可能です。新しい道を開拓して世界をリードし、社会に貢献していく面白さをぜひ一緒に経験しましょう。
出典:ビズリーチ 公募ページ「東洋エンジニアリング株式会社」(2021年11月11日公開)より一部再編集

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