KAZUKI KAMIKUBO
最先端の技術を提供する
尿素ライセンサーとして
世界で活躍する
上久保 一希
プロセスエンジニアリング部
2020年入社 専攻:化学工学
主に尿素プラントの設計に携わっており、プロセスの基本設計や詳細設計、現場での試運転などを担当しています。
また当社はEPCコントラクターでありながら、尿素プロセスライセンスを持つライセンサーでもあるため、尿素プロセスの研究開発や既存尿素プラント顧客のサポートなども行っています。"
私のやりがい
常に新しいことへチャレンジできる環境で、成長できることです。EPC業務では、その案件に合った適切な人員が配置されるため、プロジェクト毎に異なるチームメンバーと協力し、社内での関係を築くことが求められます。設計の面では、顧客や建設地が変わることで、同じ尿素プラントであっても設計条件が変わり、毎回オーダーメイドのプラントを設計・建設する必要があります。また、設計業務以外にも「新たに開発した自社技術を守るために特許を申請する」、「ベンダーショップを訪問し製造後の機器を検査する」、「カンファレンスに参加し自社技術の宣伝や他社の最新情報を収集する」、「世界中の当社施工の尿素プラントを持つ顧客からの日々の問い合わせにタイムリーに対応する」など、様々な経験を積むことができます。ここに挙げたものはほんの一例ではありますが、多岐にわたる業務を通じて、プロセスエンジニアとしてだけでなく人としても成長できる点にやりがいを感じています。
一番思い出に残っている出来事
2021年にナイジェリアの尿素プラントで試運転を経験したことです。初めての海外出張で、未知の環境での挑戦は毎日が刺激的でした。紙の上の設計では想像できなかったトラブルも多く起こりましたが、社内の各設計部門やインド支社のメンバー、現地の顧客と共に協力して、それらの課題を解決しながら、最終的に製品の安定生産までこぎつけました。新設のプラントで初めて生産された製品はファーストドロップと呼ばれ、その瞬間に立ち会い、多くの人と喜びを共有できたことは忘れられない思い出です。
私の目標
まずはプロジェクト開始時の設計段階から最後の性能保証運転まで一貫して携わり、プロジェクトを成功させることです。幸運なことに現在担当しているインドネシア案件のプロジェクトは、初期の設計段階から関わっており、2-3年後にはプラントを運転開始する見込みなので、このプロジェクトを最後までやり遂げることが第一の目標です。設計を一通り経験したのち、将来的には尿素ライセンサーとして新たな技術を開発し、それを自身の設計で実プラントに適用していくことを目標にしています。
OFFの過ごし方
最近、子供が生まれたので育児に没頭しています。毎日子供の成長していく過程を見られることが何よりの楽しみです。また、筋トレが趣味なので会社への出勤前や休みの日はジムでトレーニングに励んでいます。海外出張中は、現地での行事や食事、ショッピングなどを楽しんでいます。写真はインド出張中に参加したガネーシャ祭りで、お祈りしている様子です。地元の参加者と一緒にガネーシャ像を湖に沈める体験ができ、よい思い出となりました。こうしたイベントには積極的に参加し、リフレッシュしています。
学生の皆さんへ
東洋エンジニアリングは、国籍や人種、ひいては価値観、宗教観などが異なるスペシャリストが集い、最大限のパフォーマンスを発揮して難しいプロジェクトに挑戦することができる会社です。私自身も入社してから5年間で、インド拠点での詳細設計やナイジェリアでの現場試運転業務など、他では得られないような経験を積むことができました。自分の就職活動を振り返ると、本当に自分の実力で当社の仕事を進めることができるのかという不安もありましたが、今では素直にやりたいことを選択してよかったと思います。皆さんも大変なことは多々あると思いますが、自分の納得いく選択ができるように前向きに楽しんでいただければ幸いです。