TOMOHIRO YAMADA
会計税務のプロフェッショナルとしてプロジェクトの価値向上を支える
山田 倫大
プロジェクト経理グループ
2018年入社 専攻:法学部
経理としてプロジェクトの収支管理と国際税務に従事しています。当社はプロジェクトごとに収支管理する会計手法を採用しており、必ず経理が各プロジェクトに1名アサインされます。私もその一人として国内外の複数プロジェクトを担当し、会計の観点から正しいお金の管理が徹底されるようにサポートしています。
私のやりがい
一番のやりがいはプロジェクトの始まりから終わりを一気通貫でサポートできることです。規模の大きいクロスボーダーのプロジェクトでは、複雑な契約体系により会計・税務が難化する傾向にあります。そのため、経理がプロジェクト立ち上げ前の打ち合わせに加わり、スキーム構築のサポートを行うことで円滑なお金の流れが実現されるよう促します。いざプロジェクトが実行フェーズに入れば、定期的な収支管理を通してプロジェクトメンバーとコミュニケーションを図ります。正しい数字を会社の決算へ反映させられるよう些細な情報でも見落とさない洞察力が期待されます。お客様へプラントを引き渡した後も会計税務は継続することがしばしばあります。そのため、真の意味でのプロジェクトクローズに向け経理はプロジェクトとともに歩み続けることができます。このように、プラントビジネスを丸ごと体験できる点で経理業務はユニークであり、それぞれのビジネスフェーズに応じて網羅的なスキルが求められることにやりがいを強く感じます。
私の目標
エンジニアリング業界はカーボンニュートラルに向け変革の過渡期にあります。当社でも従来のEPCで培ったノウハウや技術を武器に非EPC事業へと取り組んでおり、私もその一助を担える人財になるべく会計知識をどんどん社内外から吸収していきたいと考えています。また、当社はDXへの取り組みにも精力的であり、経理内でも能動的な働きかけが求められています。ウィズコロナ・ポストコロナにおける働き方に向け業務のデジタル化が進んできています。私の目標は、それを単なるデジタル化で終わらせず、あらゆるお金のデータが集まる経理の利点を活かし、価値の高いコーポレート機能を実現することです。
社内の雰囲気
経理には地味なイメージを持っている方が少なからずいらっしゃると思います。確かに社内でも経理は静かと評されることはしばしばあります。しかし、必要なコミュニケーションはしっかりと取り、相談事もしやすい環境が整っていると働きながら実感しています。最近はリモートと出社を組み合わせたハイブリッドな働き方が進んでいます。対面で上司や同僚と話す頻度はやや減りましたが、その分ITツールを駆使した細かいサポートが受けられ、一切の悩みごと無く仕事に集中することができています。
OFFの過ごし方
ラグビー観戦が好きなので、シーズンに入れば試合会場へ足を運んでいます。 観戦直後には、興奮と高揚感から「よし、またラグビーのプレイヤーになろう」と思うのですが、古傷をさすり諦めるというパターンをいつも繰り返しています。学生時代は海外にまで観戦へ行っていたので、もし行くならどこの国でどの対戦カードと想像するのが最近は特に楽しみです。こんな話をすると体育会系と誤解されやすいですが、オフシーズンは常にインドアで読書を楽しんでいます。
学生の皆さんへ
会社選びの際には、自分が解決したい社会課題をその会社で実現できるか、という観点に重きを置くと良いと考えています。この見極めが足りず入社後にギャップを感じると、働くモチベーションが下がってしまいます。なので、自分がどういったことに問題意識を抱えているのか、そして入りたい会社はその課題に対してどのような価値を提供しているのか。そこを徹底的に練り上げることが第1のステップだと思います。そして、これは経理ならではの視点ですが、受けると決めた会社の決算が開示されていれば追いかけましょう。そこには、ありとあらゆる経営の情報が詰まっています。