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RYO MURAKAMI

調和のとれた安全をエンジニアリングする

村上 遼

HSEエンジニアリング部
2017年入社 専攻:化学工学

防消火設備の設計 様々な手法を用いたプラントの安全性解析

私のやりがい

調和のとれた安全をエンジニアリングするというのは部門のミッションであり、私のやりがいだと思っています。プラントは価値あるものを創造する設備ではありますが、様々な危険を内包していて、万が一、大きな事故が起きてしまうと、周囲に甚大な被害をもたらしてしまいます。大きな事故を事前に避けることや、事故が起きたとしても被害を最小限にとどめることができるよう務めるのがHSEエンジニアの仕事です。そのためには各部の設計を横断的にレビューし、HSEの設計を行っていくことが求められます。また、コストをかければかけるほどプラントは安全になる傾向にありますが、コストには際限がありますので、リスクとコストを照らし合わせて設計を行っていくことも重要です。もちろん、プラント建設地の法規や客先仕様を満たすことも必須です。こうした種々の制限がある中で幅広い観点から設計業務を遂行し、安全なプラントを造るというのは骨が折れる業務ではありますが、大きなやりがいです。

私の目標

「マルチエンジニア」になることを目標としています。「マルチエンジニア」とは、1人のエンジニアが複数分野のスペシャリストになることであり、私は防消火設計と安全解析のスペシャリストになりたいと考えております。そのためには幅広い知識の習得が必要ですし、プロジェクトの中での役割も全く異なってきます。現在は防消火設計を主に担当して、防消火の知識やエンジニアとしてのプロジェクト遂行能力を学んでいる段階ですが、今後は防消火設計で学んだことを活かし、安全設計の業務にも取り組んでいきたいと考えています。

一番思い出に残っている出来事

入社以来担当してきたバイオマス発電プラントの消火設備が完成したことです。入社後、初めて長期間担当した業務がバイオマス発電プロジェクトの防消火設備設計でした。当時、TOYOがバイオマス発電プロジェクトの受注し始めたばかりでしたので、私だけではなく社内的にも初めて直面するような課題が山のようにありました。その度に上司や他のプロジェクトメンバーと一丸となって課題解決に取り組んできましたが、若手の私の意見も積極的に取り入れてくれて、私が提案した防消火設備をお客様や所轄消防にも認めてもらうことができました。その後の協力会社や所轄消防との打合せ、消防検査等の社外とのコーディネーションも多く任せていただき、大変なことも多かったですが、無事に消防検査に合格して、設備が完成した時は大きな達成感がありました。

OFFの過ごし方

ゴルフやドライブ等の趣味でOFFを満喫することが多いです。ゴルフは父親の勧めで社会人になってから始めました。千葉県はゴルフ場が多く、Google Mapで千葉県を見ると緑地のほとんどはゴルフ場なのではないかと思うくらいたくさんあります。故に、ゴルフ好きには適した環境です。ゴルフは年齢問わず楽しめますし、ゴルフを通じて部門や年次を問わず多くの方と交流が持てるのも魅力だと思っています。また、ドライブも好きで、コロナ禍になってからは千葉県内の隠れた名所を探して、楽しんでいます。

学生の皆さんへ

2点お伝えしたいと思います。1点目は、TOYOは若手のうちから活躍する場所を与えてくれるということです。その分、大変なことも多いかと思いますが、国内外関わらず、プロジェクトの最前線を早いうちから経験できることは、必ず皆さんの財産になると思います。2点目は、自分の中での優先度(仕事の社会貢献度、仕事のダイナミックさ、ワークライフバランス等)をよく考えてみてください。これは上司に言われた言葉ですが、キャリアを考える上で重要な要素かと思います。

     
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