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GLOBAL STYLE 01

加藤海向

2023年入社。営業統括本部海外営業本部営業第一部にて、東南アジア地域のプラントEPC営業を担当。

私は営業統括本部海外営業本部の営業第一部に所属しています。当社の営業統括本部は、海外営業本部、国内営業本部、カーボンニュートラル本部の3つで構成されており、海外営業本部と国内営業本部はプラント営業を、カーボンニュートラル本部は事業投資・事業開発の観点からビジネスを展開しています。

私が所属する営業第一部は約10名で構成され、主に東南アジアと中東地域をメインにカバーしています。その中で、私はタイと台湾市場を担当しており、プラントEPC(設計・調達・工事)業務の提案やプロポーザル作成のためのお客様とのやり取り、また社内で必要な情報の取りまとめなどを行っています。

営業の業務フローは、案件の発掘・創造から始まります。プレセールスの段階では、その国や地域の補助制度などの市場調査、お客様ニーズのヒアリングを実施します。その後、社内での検討を経て、当社として提供できる価値を見極め、案件に対する取組方針を固めていきます。続く、プロポーザルの作成段階では、競合他社との差別化を図るための戦略を練り、お客様に当社の強みを的確に伝えることを意識して取り組んでいます。

私たちの仕事で特に重要なことは、お客様の窓口としてコミュニケーションをリードすることと、社内の旗振り役として内部調整を行うこと。お客様から得た情報を社内に伝え、その上で当社の方針をお客様に適切に説明することで、案件を前に進めていく役割を担っています。

また、お客様と向き合うことが求められる場面が多い職種ということもあり、入社初年度から海外出張の機会がありました。最初の出張は配属3カ月後のドバイで、契約交渉に立ち会うために約2週間滞在しました。その3カ月後にはモロッコで開催されたセミナーに参加するなど、若手のうちからお客様と直接会話を交わせるチャンスが沢山あります。難しさを感じる場面もありますが、入社前から思い描いていた仕事に携われることに充実感を覚えています。

父が国際系の仕事をしていた関係で、小さい頃から海外に触れる機会が多くありました。その経験が海外への興味を育み、現在までに70カ国以上を回りました。

大学では、ビジネスの世界の共通言語である数字に強くなりたいという想いから、国際会計学を専攻しました。また、大学在学中にはフィンランドへの交換留学も経験しました。ただ、1年間の予定がコロナ禍の影響で半年間に短縮されてしまったため「海外での学びをさらに深めたい」と、スコットランドの大学院に進学。スコットランドで生活する中で、就職活動を進めていきました。

就職活動で重視した軸は2つあります。1つは、国際的に活躍できる機会がある会社かどうか、もう1つはコミュニケーションが活発で風通しの良い社風かどうかです。多様な地域、国でプロジェクトを展開するプラントエンジニアリング業界の面白さに興味を持ち、国内大手3社にエントリーしました。

最終的にTOYOを選んだ決め手は、社風との相性でした。特に印象的だったのは、1年目だからという垣根なく自分の意見に耳を傾けてくれる文化で、入社後もその印象は変わっていません。

入社後、文系出身者の私が最も苦労したのは技術的な内容の理解です。プラントエンジニアリング会社は技術者が集まる会社であり、私のような文系バックグラウンドの人間にとって技術面のキャッチアップが大きな課題でした。

この課題を克服するために、社内資料を活用して勉強するのはもちろん、積極的にエンジニアの方々のところへ足を運び、直接話を聞くようにしています。

自分がしっかりと学びたいという姿勢を見せれば、上司や先輩方、他部門の方も支援してくれる、──そんな組織風土があることも、TOYOの大きな魅力だと感じています。

入社してから特に印象に残っている出来事が2つあります。まずは、海外営業本部に配属されてすぐのドバイ初出張。当時は右も左もわからない状態でしたが、契約交渉の場面に同席させてもらい、先輩方の仕事ぶりを間近で見ることができました。この経験を通じて、相手の立場を理解しながら社内の承認を得るバランス感覚の重要性を学びました。また、技術的な内容を理解していないと契約交渉の場面でも通用しないということを痛感し、より一層勉強に励むきっかけとなりました。

2つ目は、入社2年目の5月頃に初めて受注に成功したことです。タイのお客様から急遽サポートの依頼があり、即座に現地に赴いて状況やニーズのヒアリングを実施。営業担当として1人で出張する不安を持ちながらも、自身が出来ること、達成しなければいけないことを整理し、お客様がTOYOに求めるニーズをしっかり掴むことに集中しました。
帰国後は、先輩方からのサポートを受けながらも、現地で得た情報を社内で纏め上げ、受注に繋げることができました。自身がメインの担当として携わった案件が受注に繋がったことは1つ大きな自信となりました。同時に、営業部内の先輩からのアドバイスや、エンジニアの方々との意見交換等、様々な人と協力して契約を作り上げることの大変さ、面白さを改めて実感しました。

プラント営業は、チームで挑む仕事。多くの人とコミュニケーションをとる難しさはありますが、チームとして受注を勝ち取った時の達成感は格別で、チーム全体で喜びを分かち合えることもこの仕事の大きな魅力です。

入社から約1年半が経過し、今後のキャリアについての目標が少しずつ明確になってきました。近い将来の目標として、EPCの大型案件を主担当として任せてもらえるようになることを目指しています。

小~中規模案件の経験を重ね、お客様との関係性をしっかりと構築し、自身の経験値を積み上げていきたいと考えています。そのような土台作りを着実に行い、将来的には大型案件の主担当として活躍できるよう日々の業務に取り組んでいます。

また、長期的な目標として、当社の海外拠点で営業として働くことを視野に入れています。幸いなことに、社内には目標とする先輩方が多くいるので、そのような方々の姿を自分のキャリアのモデルケースにして成長していきたいと考えています。

TOYOは、部署を問わずチームで仕事をする機会が多い会社です。そのため、チームワークを大切にし、チームで仕事をしたいという意識を持っている方に特におすすめできる職場だと感じています。チームワークのベースとなる、日常的なコミュニケーションも活発で、仕事の話からちょっとしたプライベートの話まで他愛なく話せる環境も充実した時間を過ごせている要因だと思います。

そして、入社してから約1年半を過ごして強く感じるのは、TOYOは成長の為のサポート環境がとても整っている会社だということ。私のように文系出身にとって、確かに技術的な知識の勉強で大変な部分もありますが、周りの方々が本当に親身になってサポートしてくれるということ。自分から学ぶ姿勢を見せれば、それに応えてくれる体制が整っているので、技術的なバックグラウンドがないことを心配する必要はありません。

TOYOは、チームで協力を重ねることで、一緒に成長していける会社だと思います。私自身、この環境の中で日々新しい発見があり、充実した毎日を送れていることを実感しています。